とんだ勘違い

嫌ぁ〜な思い出ってふとした時に顔を出します。
僕が小学2年生の時のお話。
毎週土曜日の夕方、電車とバスを乗り継いで京成小岩駅の駅前にあった体操教室へ通っていました。側転や宙返り等のマット運動中心にいわゆる器械体操を教えてくれる教室です。
そこの夏プログラムとして別施設で1〜2回スイミングに行った事がありました。これは教室の先生は行かず、スイミング側への完全委託でマイクロバスに乗って行くのですが体操教室からの参加者は僕と、全然知らない幼稚園児くらいの2人だけ。幼稚園児の方はその子の母親が同伴する形だったので僕の引率もその母親に任されました。 日曜に開催されたため午前中のプログラムで、スイミングが終わったらランチを食べて解散という流れ。
嫌ぁ〜な思い出はそのランチの時に起こりました。
僕は弁当(おにぎり2個)を持っていっていたのですが、その幼稚園児は施設内の食堂で食べる予定だったらしく引率されてる僕を含め食堂へ向かいました。僕はそんな流れは知らないため『ここで食べるんだぁ』とちょいとワクワクしながら黙ってメニューサンプルのショーケースの前に。
『〇〇ちゃん何食べる?』と選ぶ母子。幼稚園児がお子様ランチとプリンアラモードに決まった所で『じゃあ僕は…』と切り出したら『あなたはお弁当持ってきてるんでしょ!』と冷たく切り捨てられました。その母親は道中もそうでしたが、食堂内に入っても僕には話しかけたりする事もほとんど無く、自分の子供と2人だけの世界を作り、僕は幼稚園児がお子様ランチとプリンアラモードを食べてる姿を横目に見ながら持参したおにぎりを黙って食べているだけでした。まぁ確かに弁当持参していてご馳走になろうなんていうのはとんだ勘違いも甚だしいお話ですが、僕がその母親の立場だったらいくら弁当持参でも自分の子供がデザート食べるんだからせめてデザートくらいは食べさせてあげると思いますけど。
僕の“こんちくしょう根性”はこの日に生まれた気がします(笑)