悲しき現実

日々“釣り”の道具の準備や、マイフィールドである荒川下流の状況をチェックしていたらとんでもない現実にぶち当たってしまった。

1/15に放送されたNHKスペシャル「知られざる放射能汚染〜海からの緊急報告〜」より抜粋・要約
『2011年8月から2ヶ月間、近畿大学山崎教授と東京湾の海底土の調査を行った。水深10m程度の泥を26ヶ所調査した所、多くの場所では100Bq/kg以下だったのに対し、江戸川と荒川の河口付近が非常に高く、872Bq/kgものセシウムが検出。
これは、江戸川や荒川から流れてきたものと考察された。
東大の鯉渕教授の調査によると、河口から8kmのポイントが一番汚染が高く、1623Bq/kgの汚染。河口が872Bq/kg。
京大防災研究所の山敷研究室のシミュレーションによると、平地から川を通じて東京湾に流れてくるセシウムは、約6ヶ月で川に移動するそう。そして東京湾セシウムが最大になるのは2年2ヶ月後との事。そして東京湾はかなり奥まっていて拡散しにくいので、この汚染は10年以上続くという。』


何てこった・・・。

実際にオンエアを見たわけじゃないけど、いやいやとんでもない事になったなぁ・・・。
釣りなんて娯楽はともかく、東京湾が2年後をピークに高濃度放射能汚染水域になってしまう!?江戸前の魚は完全にアウトじゃないの?
もともと東京湾エリアは工業地帯で、工場の排水に伴うダイオキシン・重金属等の環境ホルモン汚染なんかが問題視されてきた。今回の放射能汚染はとどめの一撃か。

そもそも東京都が1日100トンにものぼる放射性汚泥の焼却灰の埋め立てを東京湾に行っていることを考えたらその時点で結果は目に見えていた事かもしれないなぁ。

東南海地震が来て、浜岡原発が同じ状態になったらどうなっちゃうのかね?

その時代時代で何かと戦っていかなければならないのは歴史を見ればわかる。

僕ら、そして次世代の連中は少なくとも放射能と戦っていかなければならないみたいっすね・・・。


NHKスペシャル「知られざる放射能汚染〜海からの緊急報告〜」は1/19(木)午前0時15分〜1時04分(18日深夜)
再放送との事ッス。