第1回ファイトおとな倶楽部〜FOC〜

おととい土曜日は待ちに待った第1回ファイトおとな倶楽部〜FOC〜だった!
半ドン仕事を終え、気合い充分に会場である港区スポーツセンターに向かった。
15時15分メンバーはまだ到着していない。


高校生の頃、友達と身体動かそうと2回程来た事がある。いつしかリニューアルしたようでエントランスをくぐると記憶にある当時の景色とは変わっているような気がした。
しばらくしてメンバー集合。チケットを買い自動改札をくぐる。土曜日13時から第二武道場が個人開放されているらしいので果たしてどれだけの人が占有しているのかドキドキしながらエレベーターで5階へ。
エレベーターの扉が開き、恐る恐る覗いてみると武道場手前でナギナタ教室らしき小学生くらいの女子が輪になって縄跳びをしているだけだ(`▽´)
よし!奥のスペースは充分に使える!
靴を脱ぎ、邪魔にならないように静かに武道場に入る。
『あ〜ぁ、他の人来ちゃったぁ』と言うような訝しげな視線を横目に奥のロッカールームへ。ここでおとな倶楽部恒例のイベントTシャツをメンバーに配布。今回はFOCで運動する際に着て貰えればとFOCのロゴをデザインしメンバー分4枚気合を入れてプリント。

拳をイメージしたFOCらしいデザインになったのではないかと自負(笑)


各々トレ着に着替え(僕はもちろん道着)、ミットやグローブなど大量の荷物を抱えいざ道場に出陣! するとナギナタの先生がつかつかと歩み寄ってきて『あのぉ、ここは個人開放3時までで、今日はその後私達(ナギナタ教室)が貸し切っているので使えないんですよ』と衝撃的なお言葉が(>_<)!


え?何ですって?

我々一同耳を疑った。


そうか!さっきの訝しげな視線はこういう事だったのか!武道場が使えない?記念すべき第1回FOCはどうなるんだ!?
会場リサーチもしてくれたFOC担当大臣の“とある紳士”さんがこりゃ大変な事になったと一目散に1階のフロントに駆け降りた。残された3人は廊下に出て柔軟等しながら果たしてどうなるか!?とヤキモキしながら待つこと10分。とある紳士さんが戻ってきた。交渉結果は…
他の武道場は団体が使っているのでNG、空いているスペースもシャドーなら良いがミット打ちなどはNGとの事。唯一フィットネスジム内の片隅にあるサンドバッグなら1人ずつ交代で打つのは構わないとの事だった。
ん〜ミット打ち出来ないかぁ・・・。でも仕方ないのでとりあえずサンドバッグ叩きますかとフィットネスジムに移動。受付で名前を記入し、受付のお姉さんから「サンドバックは交代でやっていただけますが、“スパークリング”はダメですよ。」と釘を刺される。いやいや、それを言うなら“スパークリング”じゃなくて“スパーリング”でしょ!と突っ込みたくなるも大人しく「はい」と返事をして奥にあるサンドバックへ。フィットネスで道着を着てるなんてのはもちろん僕だけで、黙々とマシンやダンベル挙げてる人達から訝しげな視線が投げかけられる。
しっかりした柔軟や準備体操も出来ないままサンドバッグ打ちが始まった。いなやゆうや本部長は少林寺黒帯だが、20数年前の話で今は身体動かしていないと言う割にはキレのある動きでパンチと蹴りを叩き込む。戻ったときは肩で息を切らしていた。そして、午前中もキックボクシングのマススパ―クラスでトレーニングしてきた“とある紳士”さんに交代。ハードパンチャーの噂を聞いていたので固唾を飲んで見守る。確かに凄い!一発一発が確実に重いパンチである事が良くわかった。動きを確認するようにじっくりとサンドバッグに向う“とある紳士”さん。このパンチをミットで受けてみたいと思いながら見入ってしまった。
そして僕はせっかくの異種交流稽古だから空手流の廻し蹴りのポイントを説明しながらサンドバッグで蹴りの動きを見ていただいた。ジムワークをしている大勢の人達がいる中で、サンドバッグ1つでFOCの交流をするのは中々難しいなぁと思いながらも少しでも形にしなければとちょいと焦りはあったが(笑)
次にキックボクシング入門したての阿寒兵衛さんがサンドバッグに向う。 身長189cmと言う恵まれた身体の持ち主。これからパンチやキックの基礎を学んでいく段階なのでまだサンドバッグに向う姿はお世辞にも様になっているとは言えないが、キックの先輩である“とある紳士”さんを真似て一生懸命パンチや蹴りを出していた。そんな阿寒兵衛さんが見よう見まねでキックをしたその時だった。サンドバッグの下に何かうすら白いものが落ちてきたのだ。拾い上げてみると爪ではないか(◎o◎) 阿寒兵衛さんの親指の爪の一部が剥がれて落ちてきたのだ。あの〜くれぐれも稽古前は手足の爪切りましょうね(笑)
そんなこんなしているうちに他のサンドバッグ利用者も現れたので、やはりミット打ちをしようと言う事で青空稽古に移動する事にした。
スポーツセンターから15分くらい歩いて“とある紳士”さんのマンション脇にあるフリーゾーンに到着。いよいよミット打ちだ!
まずは“とある紳士さん”と阿寒兵衛さんペア、僕といなやゆうや本部長ペアで稽古開始。いなや本部長には僕がミットを持ってワンツーや、ワンツーからのフックなど基本の突きと、廻し蹴りにチャレンジして頂いた。さすが少林寺黒帯まで極めた人物だけにキレは良いし覚えも早い。段々と威力のある蹴りに変わってきた。
そして“とある紳士”さんのパンチと蹴りを体感すべくミットを持つ。ゆっくりと僕の持つミットにパンチが当たる。徐々に力が入ってきた。ズシン!バスン!重い!
これが噂のハードパンチか!サウスポーだけあって特に左のパンチは物凄い(≧∇≦)いやいや念願叶ってとある紳士さんのパンチを体感させて貰った。 実は今回そのハードパンチの秘訣を探ろうと思っていたのだが、話を聞いているとコツやテクニックではなく学際時代にホッケーで培ったアスリート並の筋肉にその原動力があるのだろうと言う結論になった(笑) パンチ力にコンプレックスのある僕はあの重いパンチに近いくらいの突きが出せるようにトレーニングしなければと改めて思った次第だ。
阿寒兵衛さんも動きがわかるようになってくれば、かなり手強いファイターになると思う。身長もあるし、基本的に力もあるはずなので。未知数だけに楽しみな存在である。
いなや本部長もあのスピード感と躊躇しない打撃は素晴らしい。種目によって違いはあるが、体裁きの重心が安定すればキック流や空手流の打撃力もすぐにアップするだろうなと思った。いなや本部長の範疇である少林寺の技もFOCのコンテンツとしてご教授頂きたいと思います。
そして、とある紳士さんのケタ外れのパワーは確かに噂通りだった。あんなパンチをモロに食らったらKOされます(笑)
日頃自分なりに稽古や筋トレはしているが、皆さんそれぞれ素晴らしく、もっともっと真摯に精進しなければお話にならないなぁと痛感しました。もっとスピーディに、もっとパワフルに。皆さんからものすごく刺激を受けた記念すべきFOCでございました。
ただ、やはり柔軟や基礎トレが出来ないままミット打ちに突入したため、日頃痛くならない箇所が極度の筋肉痛であります(≧∇≦) 怪我や余計な筋肉痛を避けるためにも次回はきちんと準備運動をやってからミット打ちに入りましょう(笑)
稽古後はとある紳士さんが予約してくれていた“芝の鳥一代”へ。
しかしいざ店に入ると『当店には予約が入っていません』とこれまた衝撃的なお言葉が(◎o◎) どうやら田町には2店舗あり、予約したのは本店である鳥一代だった模様。
とある紳士さん本日2回目の交渉に(笑)
本店に連絡を取って頂いて、こちらの店で引き取って頂ける事になりひと安心。
美味しい鳥料理を頂きながら、FOCの課題や反省に始まりいつものおとな倶楽部のバカ話から奥深い話まで有意義な2次会になりました。


鳥の刺身


ガーリックから揚げ


焼き鳥盛り合わせ


ささみのアボカド和え


参鶏湯


キムチチャーハン

FOCとしてもハード面、ソフト面共に手探りながら形にしていかなくては課題が出来た事は非常に有意義であると思います。
お疲れ様でした!
次回はより充実したFOCにしたいと思います!
ありがとうございました!押忍!