KIZUNA(きずな)

リレー・フォー・ライフ(Relay For Life)・・・癌患者支援のチャリティイベント。元々アメリカ癌協会(American Cancer Society)の主催で、全米5000カ所で毎年開かれ癌について啓発し、癌患者の勇気を称え、癌研究や患者支援のために寄付を集めることを目的とする。
日本では2006年に始まり、全国各地のグラウンドなどの広場を、癌患者を含めた支援者たちが24時間歩くことを基本とし、ステージなどでの音楽演奏や踊りのパフォーマンスによって歩く人を応援します。そんなリレー・フォー・ライフ(以下RFL)のひとつのイベントが本日静岡県長泉町の旧長泉高校で行われました。沼津プロレスの高橋代表からのRFL支援キャラクターのマスク製作の依頼を受け、作り上げたのがこの“KIZUNA(きずな)”
RFLのテーマカラーである夜明けの空をイメージした紫を基調に360度全てでこのイベントのストーリーを表現してあります。
正面はRFLのマークに入っている星と月と三角の模様


左サイドにはRFL全体の願いの言葉である“HOPE”

右サイドにはRFL長泉のテーマである“絆”

RFLのイベントで夕刻から紙袋にメッセージを記載して、袋内部にろうそくやLEDライトを入れ一晩中灯す“ルミナリエ”。皆さんの願いが込められた灯火の道が続くルミナリエのイメージが額から後頭部にかけて続いてます。


その願いの灯火の道の先にはエンプティテーブルと呼ばれる白いテーブルに空いた椅子を並べて、会場に来られなかった、また癌との闘病で亡くなった人を偲び祈るために朗読される詩の中に出てくる“家族や友人の揺ぎ無い愛情と癌と闘う患者達の強い意志の象徴であるバラ”と“乳癌に限らず癌の治療法開発を支えている多くの人々の襟に飾られてきたリボンの象徴であるピンクのリボン”、そして“この重大な病との苦しい闘いの象徴である一切れのレモン”が迎える。


マスクというひとつのアイテムで“リレー・フォー・ライフ”を表現すると言うこのプロジェクトは高橋代表の様々な想いと、大好きだった祖父を癌で亡くした僕の想いが集約されたように思います。
RFL関係者の方々にサプライズでイベント中に登場させると言う高橋代表の粋な演出でお披露目された“KIZUNA”。少しでも想いが届いたなら幸いです。