いつか何処かで・・・

必然と偶然・・・対を成す言葉であるが、偶然は実はすなわち必然なのではないだろうか?と思う瞬間がある。
右に行くか左に行くか、前へ進むか引き返すか・・・日常の些細な行動ひとつとっても全てが選択。その選択次第で結果が変わる。ロングレンジで考えてもそのひとつひとつの選択の積み重ねが「今」であり、「今」の積み重ねが未来だ。
その小さな選択の全ては果たして本当に自分の判断なのだろうか?
この道を行かなければあの人に会えなかった、あの時あの人に会ったから新しい縁が生まれた・・・なんて事がある。自分が選んだのではなく、見えない何かに“選ばされた”と思わざるを得ない瞬間がないだろうか?
“いつ・何処で・誰に出会うか”でその人の人生は大きく変わる。そのひとつひとつの偶然が結果としてひとつの輪になり全てが繋がった時、偶然は必然になるのだ。それを運命と言う。
“いつか何処かで”出会った縁が、“いつか何処かで”人生の輪に繋がる。
その時初めて気付くのだ「あぁ〜そういう事だったんだ」と。